2017年02月05日

「冒険王ビィト」4巻 感想



「おれが…おれが弱かったんだっ…!!!」

 グリニデ編スタートの「冒険王ビィト」4巻です。第3の仲間!と表紙でタイトルが付きつつも表紙の魔人・フラウスキーの方が目立っている1冊でした。

 ベルトーゼの分身体を倒したビィトはポアラと共に「ビィト戦士団」として旅を再開し、3人目の仲間を求めてグリニデの勢力圏であり強いバスターがいる黒の地平がある大陸へ降り立ちました。以前の描写でグリニデは「樹の章」という図鑑からモンスターを増やしていました。樹という言葉からイメージする通り、また、1人だけ出ていた配下のダンゴールと同系統の虫や、植物をモチーフとしたヴァンデルが3人一気に登場しました。
3つ星のベンチュラは1巻のムガインよりも弱そうで、ロズゴートはフードで顔を隠しており星もわからず現時点ではグリニデよりも不気味です。
そして、この巻のボス・フラウスキーですね。5つ星で銃使いの暗殺者で可愛いもの好きと、また強烈なキャラクターです。ビィトにサイクロンガンナーで2回やられたものの、心臓部を動かして死亡は免れるしぶとさを持っており、1冊で倒しきることができませんでした。

 ヴァンデルが一気に増えた一方で、ビィトはフラウスキーから人間を守れず殺されてしまったり、3人目の仲間となりそうなキッスがグリニデの部下になっていたりと散々です。特に目の前で人間を殺されてしまった件はベルトーゼの時も無かったことだというのが堪えますね。

 キッスはビィトが修行中に出会った天撃使いで、そのまま仲間になってくれたらよかったんですが、色々あって人間を信じられなくなっていると。女性陣と比べても優しそうな顔をしているので良い奴なのかなと思いこんでいたので、このギャップというか落ちぶれてしまった感じは意外でやられたなという感じでした。
 キッスの心変わりの契機になったヴァンデルは連載再開のあたり戦っていたバロンとかいう奴ですね。そう考えると、13巻で最上級のヴァンデルと一戦交えるわけで、20冊くらいで終わる物語なのかなと余計な事も考えてしまうのでした。

 ビィトがサイクロンガンナーの連射方法を見つけ、フラウスキーとの決着へ!というところで5巻に続きます。毎度思いますが、次がめちゃくちゃ気になる引きで最高ですね。
キッスの覚醒、ロズゴートの戦闘、 そしてやっぱり戦闘面での活躍が少ないポアラの出番に期待します。

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comic_review_10 at 22:13|PermalinkComments(0)漫画感想 | 冒険王ビィト

2017年01月30日

週刊少年ジャンプ9号感想(2017)

新連載6つは意外というか、歪のアマルガムの掲載位置が上がって小躍りしたのに一瞬で打ち砕かれて悲しさが上回りました。ワールドトリガーがしばらく帰ってこないと言われたようなのも悲しいです。
黒子のバスケが好きなので、藤巻先生のが一番楽しみです。

○鬼滅の刃


禰豆子、不死川が仕掛けた血の誘惑に耐え、柱の面々に人を襲う鬼ではないと証明されました。
義勇さんだけは一度見て知っているので驚きは無さそうですが、他の柱にとっては驚きと不信のどちらが勝るのかは気になるところです。
一方の炭治郎は尋常ではない力で伊黒の拘束を解くという、禰豆子とどっちが鬼かわからないような一面を見せました。炭治郎がいるおかげで人間でいられる禰豆子と、禰豆子を守るためなら鬼にでもなれる炭治郎、という関係は頭に入れておきたいな、と思う今週の描写でした。比喩ではなく何かあるかもしれませんし。

炭治郎がお館様に言った「悲しみの連鎖を断ち切る刃を振るう!」は、この1年間の炭治郎の中でも相当格好良い言葉だったんですが、これが決まらずに恥ずかしい思いをすることになるのが「鬼滅の刃」なんだなあ、とほっこりしました。お館様の笑顔もギャグ寄りでかわいらしいです。
お館様、今週ラストで「産屋敷 耀哉」という名前だとわかりました。すごい名前だ。
あと、動き・話すだけで相手を心地よくさせるという先天的な能力?素質?を持っているようです。でも、おそらくそれだけではないはずなので、底知れなさが増したなと感じました。

柱になる条件の1つに「十二鬼月を倒していること」があるようです。過去の敵の中には元十二鬼月もいましたし、現在何体の鬼によって構成されているのかが気になります。

もう1つ。今週は全体的に柱の女性2人のリアクションがとても好きです。
蜜璃は元々好きだったんですけど、炭治郎の肺を気にしてくれたり、炭治郎が恥をかいたことに笑いを堪えるしのぶが今週でめっちゃ好きになりました。


○火ノ丸相撲

「鬼炎万丈の相」に辿り着いた潮の猛攻と、反撃に出る天王寺の勝負、熱いです。
潮は「異能力士」である仲間の力も借りて天王寺の想像を超えたものの、彼は彼で色々な強さを持つ鳥取白楼という集団にいて「最強」であり続けていたので、その程度では揺さぶれんぞと押し返してくるのは説得力があります。

再び天王寺のターンにはならず、堀ちゃんの分析がここで活きて潮の優勢に傾くのが熱いです。「天王寺の弱点」だと勝手に思い込んでいたので、「潮が勝つ可能性」だったので勝手に熱くなってしまいました。そりゃ堀ちゃんは潮を見てますよね。
で、レイナさんの扱いが「力になっとるさ」で終わるのがレイナさんらしいっちゃらしいんですけど、来週なんかあるんですよね!?
(そもそも、天王寺とまともに勝負ができる「百千夜叉墜」が完成したのはレイナの影響も多々ありますが)

天王寺が纏っていた闇を全て消し去り、部長の声援で攻撃力がマックスになった百千夜叉墜!めちゃくちゃ熱いですが、これで決まってくれるか少し不安もあります。天王寺が大ゴマの必殺技をまだ使っていない気がするので。


【一行感想】 
・BORUTO:ようやく映画の展開まで終わりました。次回からが本番ですね。
・ ブラッククローバー:テンポが良い作品なんですけど、小説版のキャラ?をメインに据えたり、今回の敵は復活するし、まだメインキャラとも言えないマルスの感動話をやったりして、終始締まらないエピソードだったかなという印象です。アスタの投剣は相手が吸収する能力だったから特別効いた、ということでいいんでしょうか。
・背すじをピンと:つっちー達のゴールと土井垣部長達のゴールは重ならないけど、それぞれの道に良さがあるとわかる良い回でしたね。 うん、終わるなコレ。
・歪のアマルガム:ラスボスの思考がアレすぎて言語化が難しいですが、やはりここで終わるのは勿体ないです。絵も設定も気合い入っているからまだまだ読んでいたいです。
・デモンズプラン:ユース君がザルすぎて56年間ロブリオンに勝てなかったのがよくわかるし、ロブリオンはロブリオンでめっちゃ弱そうだし、すごい回でした。コミックス欲しくなってきました。 

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comic_review_10 at 22:38|PermalinkComments(0)ジャンプ感想 

2017年01月29日

「冒険王ビィト」3巻 感想



「でも…逃げたくなかったんだ…!」

 「冒険王ビィト」3巻です。成長したビィトの前に現れたベルトーゼとの戦闘は当然避けられず、エクセリオンブレードによる必殺・ゼノンウィンザードを直撃させ…という2巻のラストでした。
どう見ても倒せていなかったので、ここからベルトーゼにどう負けてしまい、ビィトの心がどう折れてしまうのか…という心配しか無かったのですが、杞憂でした。意外にも、3巻はまるまるVSベルトーゼで、勝つところまで描かれています。

 まずはビィトの敗北から始まります。ゼノンウィンザードはビィトの未熟さに耐え切れず崩壊し、ゼノン戦士団に託された才牙を扱い切れていないことがベルトーゼから指摘されてしまいました。読者は読んでいてわかる情報でしたが、作中で言及されてスピード感あるのに丁寧な作劇だなと思いました。
サイクロンガンナーは1発、ボルティックアックスは生成が遅く敗北の原因になる、と、この2つは先が長そうです。
 この敗北を通してビィトが語った「いま逃げたら、この先もずっと逃げ続けることになる」という主張は熱いですね。天然型の主人公で、いまいちキャラクターが掴めなかったんですが、ここで一気に好きになりました。

 敗北したビィトを逃がすために現れたのはスレッドでした。
槍使いでメインパーティー候補の1人なので、バーニングランスをやがて使うようになるのかなと考えていたんですが、彼はレベル32にして自分の才牙・サイレントグレイブを持っていました。作中6つ目にして「透明で極薄の刃なので見えない」という個性的な物が出てくるとは意外です。ビィトよりもベルトーゼの肉体を深く切り裂いているので、今回は負けてしまいましたが伸びしろがありそうな才牙ですね。

 精神世界でゼノン戦士団から激励を受けて復活したビィトはクラウンシールドの力を引き出して勝利することができました。 元の持ち主・クルスがやっていたように毒を消しさる能力と、シールドを鉄球に変化させられるようになった、と。自分が邪魔をしなければゼノン戦士団はこう勝っていた、とビィトが悔しがるのも良い勝ち方ですね。

 さて、ベルトーゼを倒したところで次はグリニデ…とはいかず、どっこい生きてたベルトーゼです。何らかの理由で本体は動けず、分身体だったそうな。グリニデにも死んだと思われているし、シャギーも言わないし、何か嫌な関係で笑ってしまいます。 
 
 グリニデが七ツ星に昇格し、 いよいよ3巻からは本格的に「グリニデ編」というところでしょうか。
ビィトには3人目の仲間が登場する予感と、ポアラの新装備・鉄甲銃が良い感じで、次の冒険が楽しみです。 

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comic_review_10 at 21:27|PermalinkComments(0)漫画感想 | 冒険王ビィト