2014年8月購入予定の新刊週刊少年ジャンプ2014年37・38合併号の感想

2014年08月10日

読んだ漫画を報告する雑記(03)






「ゆうやみ特攻隊」1~13巻


最終巻が発売されたので、最終巻を読む前に復習を兼ねて一気読みしました。
押切先生の作品を読もうと思ったきっかけは忘れてしまったんですが、他の作品も色々集めたいなという気持ちになったのは、この作品を読んでからでした。序盤は隊長の滅茶苦茶な強さが読んでいて心地よくて、中盤からは追随するように辻が強くなる展開にワクワクして、それでいて登場人物と設定の(良い意味での)酷さからは目を背けたくもなり…。好きなんですが、先を読むのが怖い作品でもありました。味方のメインキャラが少ない分、基本的にどうしようもない奴しかいない敵の最期が当然、今までの報いを受けるような形になっていたのでなかなかキツいという。
最終巻の感想を一言で表すなら、黒井さんが生き残ってくれてよかったです。隊長は死なないとわかってましたから。
でも隊長関係で予想外のことが起きた(最後の最後でデレた)のは驚きました。これはわからなかったです。
この展開は唐突に感じましたが、辻がヒーローになったことの証明だと解釈しました。が、最終話では関係が元に戻っていて、カラーの見開きでは辻がまたビビった顔になっているのがとても好きです。
全巻を振り返って好きなシーンを挙げるだけの更新なんかもしてみたい気はしますが、さて。
ともあれ、あとがきにあった「構想済みの長期作品」が出たら絶対に買おう、と決心できるような最終巻でした。ずっと読んできてよかったです。




「アイアンナイト」1~3巻

こちらはまとめ買いで一気読み。
各地で「最終巻の描き下ろしがすごい」と聞いたので、気になって一気買いしてしまいました。
…描き下ろしがすごいです。読まないと勿体ないすごさなので、何がどうすごいかは言えませんが、描き下ろしだけで話を二転三転させていて、完全に心を弄ばれました。内容の良さもさることながら、ちゃんと1つの作品として完結しています。
もの凄く設定が練り込まれている作品だった、ということにジャンプ連載時に気付けず、それ程熱心に読んでいなかったのが悔しくなりました。(そういう作品が大好きです)
「不死山」や「ありがとうアイアンナイト」を代表するように言葉の選び方が素敵で、これが設定の見せ方の上手さに直結しているんだなとわかります。そういうのを探すのが楽しいのでに近いうちに読み返したいなと。
完成度がとても高い作品ですが、何でジャンプで続かなかったかというと、時期が悪いのも勿論ですが話が重すぎたからなのかなと。いつもボロボロだし、敵に勝ってやったぜ!みたいな明るさは読み返しても無かったので、ジャンプっぽくはなかったのかもしれないなとは少し思ってしまいました。
でも、また絶対ジャンプに帰ってきてほしくなってしまったので、次に連載をするときは最初から応援します。




「ハイキュー!!」7~12巻

本棚の整理をしようと思ったらハイキューを読んでいました。おかげで本棚の整理は全く進みませんでした。
アニメが完結するまでは該当部分は読むまい、と心に固く決めていたのですが、表紙の菅原を見たら我慢できず、今まさにアニメで始まった青葉城西戦の(よりによって)最後の方も読んでしまいました。
成長がテンポよく、キャラクター毎に描かれているので本誌で読んでいる時はあまり気にならなかったんですが、8巻~11巻は内容的に溜めの巻でした。合宿編の新たなる敵キャラ達が正直、あまり魅力的に見えないのは私が部活の合宿をしたことが無く、他校との交流をする楽しさがわかっていないからなんだろうか…。
溜めの巻とはいっても、待ちに待っていた月島の覚醒をはじめ、好きなシーンが多いです。どれくらい多いかというと、ありすぎて全部書くと長くなりすぎるくらいに多いです。特に、烏野3年にスポットが当たるシーンがたまりません。
一番好きな菅原が人気投票4位という事実に驚きました。得票した層がとても気になる。




「ひらめきはつめちゃん」2巻


「アイアンナイト」読了後の放心状態で大丈夫だろうか、と思いつつ手に取ったので読んでしまった2巻。結果を報告すると大丈夫でした。1話目から笑いまくって、むしろ癒されました。ありがとう、はつのりさん。
やはり普通に喋るはつめちゃんにまだ若干の違和感を抱えつつ、おかあさんの仕事が気になりつつ、たっくん居ないと作品が成立しないことがわかりつつ、やはりはつのりさんが好きなのでした。


わくわくろっこモーション (1) (電撃コミックスEX)
大沖
アスキー・メディアワークス
2013-04-27


「わくわくろっこモーション」1巻

大沖作品を集めようということで早速購入。
タイトルで電車関係の作品だと思い込んでいましたが、全く関係がなく、女子高生が商店街を何とかしようとして今の所なんともなっていない作品です。はつめちゃんとは違って4コマではありません。
大沖先生の描く女性の何とも言えない表情が好きなので、ろっこさん他の可愛さでサクサク読めました。
はつめちゃんの時には大人が少なくて気付かなかったんですが、大沖作品の世界では年齢が若い方がすごい人物なのでは…。というか、おっさん達が駄目な雰囲気が漂いすぎています。偵察回とかイキイキしすぎてもう駄目です。私も将来はこんなダメおやじになりたい…。


このエントリーをはてなブックマークに追加
comic_review_10 at 22:30│Comments(0)漫画感想 

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
2014年8月購入予定の新刊週刊少年ジャンプ2014年37・38合併号の感想