2016年08月06日

池本幹雄「BORUTO」1巻 感想






「お前が知るべきは今のナルトじゃあなく 今までのナルトなんじゃないのか」

「NARUTO」の続編で、ナルトの息子・うずまきボルトが主人公の「BORUTO」1巻が発売しました。
本編3話まで(週刊少年ジャンプで連載中ですが、月1回連載という形態で連載されており1話あたりが長い)と、連載開始前に岸本斉史先生が描いた「NARUTO」の外伝が収録されている1冊となっています。

うずまきナルトが七代目火影になり、忍界が平和になって時代が流れた。ナルトの息子で下忍のうずまきボルトは、火影として奔走する一方で父親の役割を果たさないナルトを軽蔑していた。そんな折、ボルトには中忍試験の報せが、ナルトには親友・うちはサスケの帰還によって新たな"敵"の報せが届き―という感じで物語が始まります。

1巻はボルトが中忍試験の2次試験をクリアするまでが描かれています。
「NARUTO」の続編というより、映画「BORUTO」のコミカライズという印象が強い1巻です。
映画「BORUTO」が個人的には傑作すぎた(映画館で2回、ブルーレイを買って今日まで3回見ました)のと、岸本先生の手を離れたことで別の作品を読んでいるような違和感もあります。
岸本先生が描いた外伝が載っているのも良いやら悪いやらで、いくら岸本先生から一任されたと言っても同じ本の中に本家の作画があったら比べてしまいますね……。

映画の内容をなぞって描いている現時点では読んでいてなかなか厳しいものもがあるのが本音ですが、映画では尺の都合で描かれなかった部分が既にいくつかあるので、今後もそれは期待しています。
1巻だと砂隠れのシンキが我愛羅を義父上と呼んでいて、息子じゃないと確定したのは何気に重要な情報でした。
今後の展開だと「敵に向かっていくヒナタ」はぜひ見てみたいです。
あと、72巻の後に出たサラダが主役の外伝でサスケと和解できたのに、外伝終了後~本編開始までの間(忍者学校卒業~下忍になってから今日まで)で「火影になれなかった人なんか」と言われるようになってしまったサスケの失態もぜひ知りたいです。
「うちは一族」の真実はナルト達によって、イタチの遺志を尊重する形で守られている描写が何度もされているので、サラダだけサクラに聞いたとかなんでしょうか。

それと、映画を見終わった時は、映画のBORUTO2はミツキの「新・木の葉崩し」をボルトとサラダが止める話だな!と思っていたのですが、岸本先生が描いた外伝で思い切り否定されてしまったのと、このエピソードでミツキが好きになったので印象深い外伝でした。
仙人モード、ものすごく格好良いです。

カワキという名の青年とボルトの戦いが冒頭で描かれており、映画の先の物語も描かれることは確定してるので、映画の展開を終えてからが本番だと思っていますが、このペースだと5巻くらいから完全オリジナルの展開が始まるのでしょうか。
今後に期待大です。


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comic_review_10 at 23:39│Comments(0)

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