2017年02月12日

「冒険王ビィト」5巻 感想



「おれたちは全員本物になる。おれもっ…ポアラも…もちろんキッスだってな!!」

サイクロンガンナーを覚醒させたビィトとフラウスキーの決着、ロズゴート戦、そして新たなバスター・ミルファの登場が描かれた5巻です。

まずはフラウスキー戦決着です。使い方がわかったサイクロンガンナーによってフラウスキーはもう相手にならなくなってしまいましたが、5巻の終盤だけを切り取っても非常に良いバトルでした。フラウスキーの性格がはっきりしているので、コロコロ心変わりをするキッスへ向けた苛立ちと、負けたあと「ビィトはただ者ではない」とわかってからの諦めと、終始一貫して嫌いになれない奴でした。大ボスではありませんでしたが、表紙を飾っただけのことはありました。
サイクロンガンナーが連射可能だけでなく、全弾開放と、遠距離まで攻撃が届くライフル型に変形して一気にコマを3つ進めた感じなのがいいですね。 あと、銃自体が呼吸をしている、ではなく、呼吸している銃と使い手が呼吸を合わせないと使いこなせないという設定が「才牙」らしくてとても好きです。

続いて流れるように突入したロズゴート戦です。グリニデの配下になったふりをして死んだ後に手柄を横取りする ヴァンデルが1人くらいいて、それがロズゴートかなと思っていたので、ここで現れたのが意外でした(考えすぎ)。が、キッスが覚醒するにはここしかなかったのでしょう。そして、キッスにしか倒せない相手だった、と。
キッスの覚醒と戦闘後にビィトに本心を吐露するのは、「ダイの大冒険」でこれでもか!と多くの人物の挫折と成長を描いてきた三条先生ならではでした。みんながビィトのように超人ではない、とこれから仲間になるやつに言わせるのはいいですね。
天撃を放つ時のアクション(投げキッスのような動作)と「Chi」という効果音がだいぶ嫌ですが、強いから我慢します。慣れるのかコレ…
あと、サブタイトルになっている「おれの胸で泣け!」がまさか同性であるキッスのことだとは思わずたまげました。頑張れポアラ。
ロズゴートはただやられるだけでなく、グリニデの器の小ささも過去回想で語ってくれて、「深緑の智将」がやはり自称だったことも判明しました。グリニデ戦が近付いてきたので、どうやって勝つのだろうとワクワクしてきました。

最後はミルファ登場です。
ブロードバスターという新しい設定をひっさげて登場した彼女、強さよりも動きのあるページではだいたい全部パンツが見えているのが気になります。もしかしてパンツじゃないのか。
雷の天撃を自分に落し、強化して戦うスタイルのようで5巻で才牙は未登場ですが、格闘を強化するタイプなのでしょうか。

毎巻ポアラの心配ばかりしていますが、多彩な才牙を持つビィト、天撃の天才キッス、バスターとして完全に上を行っているミルファと各々の個性が揃ってきたなかでポアラの役割とは…と不安になってきました。
このままビィト戦士団のかーちゃんになってしまうのでしょうか…?それか治療役なのか。
グリニデ城でポアラが覚醒すると信じて…と思ったところで「才牙が発現する瞬間」が作中で初めて描かれる人物なのでは!?と気づきました。頑張れポアラ。 

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comic_review_10 at 22:22│Comments(0)漫画感想 | 冒険王ビィト

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