冒険王ビィト

2017年01月24日

「冒険王ビィト」1巻 感想



「大丈夫!みんなが寝てる間にちょっとだけいい明日にしておくよ!」

作画の稲田先生が長期休養から復帰し、2016年に再始動した「冒険王ビィト」を今さら集め始めました。
10年くらい前に当時の最新刊まで読んで絶対に集めようと思っていたものの、いつの間にか休載してしまって新品で買うタイミングを逃してしまっていたので、こうして機会が巡ってきて嬉しい限りです。
1巻が出たのが2002年ということですが、最近読んだ1巻の中でもかなり面白くて買ってよかったと思っています。
間違いなく王道の少年漫画なんですけど、「ダイの大冒険」を描いていたタッグなのでもの凄く高いレベルで安定していて、読みやすさが尋常ではないです。

人間を苦しめる「魔人(ヴァンデル)」と呼ばれる悪の存在が現れた「暗黒の世紀」に立ち向かう戦士 「バスター」の冒険を描いた作品です。
ビィトという少年が主人公ですが、彼がバスターに憧れるただの少年だった1話から、成長した姿を見せてくれる2話と3話が1巻には収録されています。

1話はビィト少年の視点でバスターと魔人の戦いが描かれるだけでなく、ゼノン戦士団という最強のバスター達から見たビィトの資質の高さ、ゼノンの決断と仲間が同調する理由がさらっと描かれているのが好きです。
(ゼノン戦士団については今後掘り下げられる可能性が大いにある、という前提が頭にあってこそかもしれませんが)
大ボスになるであろうベルトーゼにゼノン達が勝てそうだったのもバランスが良くて好きな要素です。
あと、5種類もの「才牙」(必殺武器のようなもの)が登場したものの、外見だけが描かれた後は「ビィト少年からレベルが違い過ぎて神々の争いに見えた」的なナレーションで戦闘描写をすっ飛ばして「極めた才牙ならここまで出来る」というのが伏せられているのが上手いですね。(ちょっと卑怯ではありますが)
2話と3話でビィトが才牙を使って敵のボスを倒しますが、どの程度使えているのかが読者にはわからないので、私の中でのゼノン戦士団の株はビィトのおかげで上がり続けるのでした。

2話と3話は「暗黒の世紀を終わらせる男」として魔人討伐の旅に出るビィトの本当の顔見せエピソードが描かれます。ゼノンたちの魂を受け継いで5種の才牙を手に入れたビィトが弱いわけがないので、やられ役として出てきた魔人ムガインは可哀想でした。が、2つの「才牙」を使わせたのは何らかの情報として魔人側に伝わるかもしれないので、よくやってくれたのかもしれません。

最強のバスターしか持ち得ない「才牙」を5つも持つビィトがどこで苦戦するのか、エクセリオンブレードをいつ使うのか、ヒロインのポアラも「才牙」を手にするのか、など気になる要素が盛りだくさんで、少年漫画が好きなので先の展開にかなりワクワクしています。
(10年くらい前に1回読んでいますが、1回読んだだけなのでほとんど忘れています。ありがたい)
が、何よりもベルトーゼが小物感まる出しのまま終わるのか、最終的に大物に成長するのかどうかが最大のポイントです。「ダイ」タッグの作品なので味方の成長よりも敵の成長に期待してしまいます。
あと、喋る扉が何故か可愛く思えてしまったので、ビィトの村以外にも出てくることを期待します。

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