漫画感想

2017年02月13日

購入報告①(2017)

購入して読んだものの、単体で上手く書けない作品の一言感想をまとめて書く更新です。

内容の性質上アマゾンの単行本リンクが多くなりますが、当ブログはアフィリエイトをやっていませんので、リンクを沢山貼ることをお許しください。 

○「宇宙兄弟」30巻



ムッタとエディが無事生還し、エディはブライアンとの約束を果たすことができました。せりかがムッタの気持ちに気付いた展開がこの巻以前にありましたし、日々人の復活も見えてきて、作品のゴールも少しずつ見えて来た感じでしょうか。 

○「鮫島、最後の十五日」11巻



「バチバチ」シリーズ累計100万部突破おめでとうございます。累計で39冊目なので1冊あたり2万5千部ちょっとと考えるともっともっと多くの人に読んで欲しい作品です。39冊というと「ANGEL VOICE」と次で並びますね。もうそんなに続いているのかと驚きます。
鮫島の身体がまた一つ限界に近づいてしまった闘海丸との取り組みでしたが、白水さんの方も心配です。空流親方や石川の件もあるので、鮫島にとってだけ「最後」ではないのがこの作品の恐ろしい所でもあり、魅力でもあります。


○「放課後ウィザード倶楽部」3・4巻



3・4巻が同日発売で完結してしまいました。初心者だけれど特殊な能力を持った主人公が地道に鍛えていくRPGで、チャンピオンコミックスで無事2巻が出たので続いていくかなと思っていたので残念です。架神先生といえば「ダンゲロス」シリーズですごい能力バトルと設定を組み合わせた作品が描けるのを読んでいるので、比べると設定の縛りなどが多かったのかな、なんて思ってしまいました。
最終3話でダイジェストのように世界設定が明かされて、一応世界が平和になって物語としては完結したところまで読めたのはよかったです。


○「歪のアマルガム」1巻



「週刊少年ジャンプ」10号現在、ギリギリの戦いを強いられている作品です。
簡単に説明すると、陰謀によって妖の力を手に入れてしまった少年が日常に回帰しようとするも戦いに巻き込まれていく話です。
1話から最新話まで毎週「良い!」と思うポイントがあるものの、1冊まとめて読むと妙に紹介しづらいというか、地味にまとまっている感を抱いてしまいました。1巻にしては敵との戦闘が少ないのかな。それでいてメインキャラがあまり多くない…?

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2017年02月12日

「冒険王ビィト」5巻 感想



「おれたちは全員本物になる。おれもっ…ポアラも…もちろんキッスだってな!!」

サイクロンガンナーを覚醒させたビィトとフラウスキーの決着、ロズゴート戦、そして新たなバスター・ミルファの登場が描かれた5巻です。

まずはフラウスキー戦決着です。使い方がわかったサイクロンガンナーによってフラウスキーはもう相手にならなくなってしまいましたが、5巻の終盤だけを切り取っても非常に良いバトルでした。フラウスキーの性格がはっきりしているので、コロコロ心変わりをするキッスへ向けた苛立ちと、負けたあと「ビィトはただ者ではない」とわかってからの諦めと、終始一貫して嫌いになれない奴でした。大ボスではありませんでしたが、表紙を飾っただけのことはありました。
サイクロンガンナーが連射可能だけでなく、全弾開放と、遠距離まで攻撃が届くライフル型に変形して一気にコマを3つ進めた感じなのがいいですね。 あと、銃自体が呼吸をしている、ではなく、呼吸している銃と使い手が呼吸を合わせないと使いこなせないという設定が「才牙」らしくてとても好きです。

続いて流れるように突入したロズゴート戦です。グリニデの配下になったふりをして死んだ後に手柄を横取りする ヴァンデルが1人くらいいて、それがロズゴートかなと思っていたので、ここで現れたのが意外でした(考えすぎ)。が、キッスが覚醒するにはここしかなかったのでしょう。そして、キッスにしか倒せない相手だった、と。
キッスの覚醒と戦闘後にビィトに本心を吐露するのは、「ダイの大冒険」でこれでもか!と多くの人物の挫折と成長を描いてきた三条先生ならではでした。みんながビィトのように超人ではない、とこれから仲間になるやつに言わせるのはいいですね。
天撃を放つ時のアクション(投げキッスのような動作)と「Chi」という効果音がだいぶ嫌ですが、強いから我慢します。慣れるのかコレ…
あと、サブタイトルになっている「おれの胸で泣け!」がまさか同性であるキッスのことだとは思わずたまげました。頑張れポアラ。
ロズゴートはただやられるだけでなく、グリニデの器の小ささも過去回想で語ってくれて、「深緑の智将」がやはり自称だったことも判明しました。グリニデ戦が近付いてきたので、どうやって勝つのだろうとワクワクしてきました。

最後はミルファ登場です。
ブロードバスターという新しい設定をひっさげて登場した彼女、強さよりも動きのあるページではだいたい全部パンツが見えているのが気になります。もしかしてパンツじゃないのか。
雷の天撃を自分に落し、強化して戦うスタイルのようで5巻で才牙は未登場ですが、格闘を強化するタイプなのでしょうか。

毎巻ポアラの心配ばかりしていますが、多彩な才牙を持つビィト、天撃の天才キッス、バスターとして完全に上を行っているミルファと各々の個性が揃ってきたなかでポアラの役割とは…と不安になってきました。
このままビィト戦士団のかーちゃんになってしまうのでしょうか…?それか治療役なのか。
グリニデ城でポアラが覚醒すると信じて…と思ったところで「才牙が発現する瞬間」が作中で初めて描かれる人物なのでは!?と気づきました。頑張れポアラ。 

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2017年02月08日

「火ノ丸相撲」13巻 感想



「会場にいる誰も…戦ったワシさえも…久世草介の『全力』を知らない…」

12巻のチヒロ対典馬が面白すぎたのと、ジャンプの最新話が最高すぎたので、これ読んで同じくらい楽しめるかな…という不安を吹き飛ばしてくれる1冊でした。天王寺対久世だけではない「火ノ丸相撲」13巻です。

表紙の通り、この巻のほとんどで作品を通して初の脇役に回ったダチ高ですが、蛍の覚悟を筆頭に次の試合に向けての「溜め」がじっくり描かれた1冊かなと思います。
14巻で蛍は壮絶な戦いに挑んでいくわけですけれども、そこで潮が彼のことをどう評価するかという布石が置かれていることが再読して改めてわかりました。そして、潮の信頼があるからこそ蛍は戦い続けられるんだな、とも。
蛍は桐仁の本音を引き出したこともありますし、「潮の同学年の初心者」という彼が与えられた特別な立場で、相撲へ取り組む「心」で潮や桐仁を認めさせる凄い奴なんだな、と改めて気付かされました。

余談ですが、蛍の異能である「変化」についての潮の評価、これ15巻くらいの感想で改めて触れたいんですけど、「ワシが試合でやっても(中略)価値に結び付くとも思わん」とか「その技には"魂"が込もっておる」とか断片的なフレーズがアレになっていて非常にアレですね。部屋でのトランプも今見るとグッときますね。この辺は15巻感想でちゃんと書きます。

本筋に戻ります。ダチ高といえば潮です。完全復活した潮は沙田を擁する石神高校の力を借りて、天王寺と草介の頂上決戦の裏側で進化を遂げます。
団体として弱かったダチ高を知っている石神こそが学校としてはライバルなのは間違いないので、ここで再度光が当たるのは本当に嬉しいです。監督の男泣きや沙田の再起はあの場で描かれていましたが、石神の未来も見てみたかったので。
特に金盛主将は全国編から弱気な所を何度も見せていたので「途中で挫折する強者として描かれて終わってしまうのかな」という不安もあったんですが、彼もまた再起してくれてよかったです。

無題

この顔を見ると、ああもう大丈夫だなとわかるのでとても好きな表情です。作中ベストかもしれません。
天王寺に完敗した後に相撲を止めたくなった高校生はかなりの数いそうなので、再起させてくれる潮と対比になっている部分はあるのかな。天王寺と対になっているのはこの巻だと完全に草介ですけど。

ということで、天王寺対草介です。
全国大会が始まってすぐに潮が敗北をして「全国編のラスボスは天王寺獅童である」という先入観を植え付けられていたので、草介も潮を敗北させた力士であるということを忘れそうになっていたんですが、109話の引きと110話の導入で思い出さざるを得ません。
そして試合が始まる直前の静寂からの激しいぶつかり合い、展開の読めない攻防からの互いの覚醒と、主役を食う勢いでした。
主人公の火ノ丸が小兵なので、「国宝」の大型力士同士が真っ向からぶつかるのが実は初めてというのも大きいですね。
結果はあえて書きませんが、先の展開も踏まえて先に「相」という概念に辿り着いた方が勝ったと見ていいんでしょうか。負けた方は、それらしい姿にはなったものの一歩踏み込めなかったのかな、と思ったり。

天王寺は妹の咲ちゃんが土俵の外での味方代表として試合を見てくれていましたが、草介の方は狩谷くんが同じ役割を持たされていてヒロインかとツッコミたくなりました。(団体で試合がある(桐仁と戦う)と踏んでいるので笑える部分もあるので、狩谷くんの試合にも期待しています)

さて、最後はいよいよダチ高対鳥取白楼の団体戦準決勝が始まりました。
先鋒が部長という意外な展開で始まった準決勝、この先もコミックスで読み返すのが楽しみです。

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2017年02月05日

「冒険王ビィト」4巻 感想



「おれが…おれが弱かったんだっ…!!!」

 グリニデ編スタートの「冒険王ビィト」4巻です。第3の仲間!と表紙でタイトルが付きつつも表紙の魔人・フラウスキーの方が目立っている1冊でした。

 ベルトーゼの分身体を倒したビィトはポアラと共に「ビィト戦士団」として旅を再開し、3人目の仲間を求めてグリニデの勢力圏であり強いバスターがいる黒の地平がある大陸へ降り立ちました。以前の描写でグリニデは「樹の章」という図鑑からモンスターを増やしていました。樹という言葉からイメージする通り、また、1人だけ出ていた配下のダンゴールと同系統の虫や、植物をモチーフとしたヴァンデルが3人一気に登場しました。
3つ星のベンチュラは1巻のムガインよりも弱そうで、ロズゴートはフードで顔を隠しており星もわからず現時点ではグリニデよりも不気味です。
そして、この巻のボス・フラウスキーですね。5つ星で銃使いの暗殺者で可愛いもの好きと、また強烈なキャラクターです。ビィトにサイクロンガンナーで2回やられたものの、心臓部を動かして死亡は免れるしぶとさを持っており、1冊で倒しきることができませんでした。

 ヴァンデルが一気に増えた一方で、ビィトはフラウスキーから人間を守れず殺されてしまったり、3人目の仲間となりそうなキッスがグリニデの部下になっていたりと散々です。特に目の前で人間を殺されてしまった件はベルトーゼの時も無かったことだというのが堪えますね。

 キッスはビィトが修行中に出会った天撃使いで、そのまま仲間になってくれたらよかったんですが、色々あって人間を信じられなくなっていると。女性陣と比べても優しそうな顔をしているので良い奴なのかなと思いこんでいたので、このギャップというか落ちぶれてしまった感じは意外でやられたなという感じでした。
 キッスの心変わりの契機になったヴァンデルは連載再開のあたり戦っていたバロンとかいう奴ですね。そう考えると、13巻で最上級のヴァンデルと一戦交えるわけで、20冊くらいで終わる物語なのかなと余計な事も考えてしまうのでした。

 ビィトがサイクロンガンナーの連射方法を見つけ、フラウスキーとの決着へ!というところで5巻に続きます。毎度思いますが、次がめちゃくちゃ気になる引きで最高ですね。
キッスの覚醒、ロズゴートの戦闘、 そしてやっぱり戦闘面での活躍が少ないポアラの出番に期待します。

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2017年01月29日

「冒険王ビィト」3巻 感想



「でも…逃げたくなかったんだ…!」

 「冒険王ビィト」3巻です。成長したビィトの前に現れたベルトーゼとの戦闘は当然避けられず、エクセリオンブレードによる必殺・ゼノンウィンザードを直撃させ…という2巻のラストでした。
どう見ても倒せていなかったので、ここからベルトーゼにどう負けてしまい、ビィトの心がどう折れてしまうのか…という心配しか無かったのですが、杞憂でした。意外にも、3巻はまるまるVSベルトーゼで、勝つところまで描かれています。

 まずはビィトの敗北から始まります。ゼノンウィンザードはビィトの未熟さに耐え切れず崩壊し、ゼノン戦士団に託された才牙を扱い切れていないことがベルトーゼから指摘されてしまいました。読者は読んでいてわかる情報でしたが、作中で言及されてスピード感あるのに丁寧な作劇だなと思いました。
サイクロンガンナーは1発、ボルティックアックスは生成が遅く敗北の原因になる、と、この2つは先が長そうです。
 この敗北を通してビィトが語った「いま逃げたら、この先もずっと逃げ続けることになる」という主張は熱いですね。天然型の主人公で、いまいちキャラクターが掴めなかったんですが、ここで一気に好きになりました。

 敗北したビィトを逃がすために現れたのはスレッドでした。
槍使いでメインパーティー候補の1人なので、バーニングランスをやがて使うようになるのかなと考えていたんですが、彼はレベル32にして自分の才牙・サイレントグレイブを持っていました。作中6つ目にして「透明で極薄の刃なので見えない」という個性的な物が出てくるとは意外です。ビィトよりもベルトーゼの肉体を深く切り裂いているので、今回は負けてしまいましたが伸びしろがありそうな才牙ですね。

 精神世界でゼノン戦士団から激励を受けて復活したビィトはクラウンシールドの力を引き出して勝利することができました。 元の持ち主・クルスがやっていたように毒を消しさる能力と、シールドを鉄球に変化させられるようになった、と。自分が邪魔をしなければゼノン戦士団はこう勝っていた、とビィトが悔しがるのも良い勝ち方ですね。

 さて、ベルトーゼを倒したところで次はグリニデ…とはいかず、どっこい生きてたベルトーゼです。何らかの理由で本体は動けず、分身体だったそうな。グリニデにも死んだと思われているし、シャギーも言わないし、何か嫌な関係で笑ってしまいます。 
 
 グリニデが七ツ星に昇格し、 いよいよ3巻からは本格的に「グリニデ編」というところでしょうか。
ビィトには3人目の仲間が登場する予感と、ポアラの新装備・鉄甲銃が良い感じで、次の冒険が楽しみです。 

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