BLEACH

2016年07月27日

「BLEACH」 ユーハバッハに鏡花水月が効いた理由を考えてみた



「BLEACH」が終わろうとしています。
73巻巻末の次号予告によると、74巻で終わるとのことで物語は今まさにクライマックスを迎えています。
未来を改変することができるラスボス・ユーハバッハを前に、
かつて一護の心を砕いた月島が、今度は一護の砕けた心を救い、
かつて死闘を繰り広げた藍染と共闘するというものすごく熱い展開です。

そんな中、藍染の斬魄刀「鏡花水月」の能力・完全催眠がユーハバッハに効きました。

無題

ユーハバッハに一泡吹かせてやったぞ、とでも言うような笑みを浮かべる藍染が滅茶苦茶格好良いです。
しかし、「全知全能」によって未来が視えるどころか、自身の有利なように未来を改変できる力すら持つユーハバッハに「鏡花水月」の能力が効いた理由が一読しただけでは落ちてこなかったのですが、少し悩むと自分なりの答えが見つかったので書いてみます。

前提として「ユーハバッハは完全催眠にかかった状態で「全知全能」を使用した」という説を採っています。


①「特記戦力」としての藍染惣右介


理由は2つあり、答えを一言で表すと「霊圧」になります。

1つ目は藍染が、ユーハバッハの認める「特記戦力」だということです。
霊圧だけを切り取ればユーハバッハの知る死神の中で最高なので、
鏡花水月の完全催眠が効いてもおかしくないというわけです。

補足的に、そもそも霊圧の高さが何なのか?という話をしておきます。
かつて砕蜂の斬魄刀・雀蜂の「弐撃決殺」が藍染に効かなかったことがありました。

無題

「霊圧で全て抑え込んでみせる」と言っているように、
どんなに特殊な能力であっても霊圧の差が大きければそもそも効かない、ということを藍染自身が証明しています。

それと、最終章序盤の尸魂界侵攻時にユーハバッハは藍染に会い、そこで「時間の感覚をわずかに狂わされて」います。
「全知全能」を使用していない素の状態とはいえ、ユーハバッハに藍染の能力が効くのは証明されているので、描写に矛盾がないことも付け加えておきます。


②一護、恋次、藍染の霊圧の質


もう一つ、一護の「虚」「滅却師」の力が奪われてしまっており、
一護、恋次、藍染の霊圧の質が全て「純粋な死神」のもので統一されているのも完全催眠が効いた理由として考えられそうです。
鏡花水月の詳細はで把握しきれていませんが、誤認させる対象によってかかってくる力も違うはずなので、ユーハバッハが一護から力を奪ってしまったゆえに、自身が完全催眠にかかるピースを揃えてしまったのかもしれません。


○完全催眠は効いたけど……

ただ、疑問や不安が残ります。

まずは「純粋な死神力しか持たない一護の放った月牙天衝」がユーハバッハに効くか?というのは疑問なので、完全催眠はせっかく効いたのに必殺の一撃が効かないというのはありそうです。
滅却師の天敵である虚の力が加わった一撃なら確実に終わっていたと思うので、ものすごいバランスで物語が成り立っているなと改めて思うのでした。

不安な点としては、ユーハバッハは完全催眠をあえて受けた=藍染をぬか喜びさせるために芝居を打った可能性がある、
なんでかというと―

thumbnail_FullSizeRender

かつて自分が隊長格と集団戦をした時(45巻)に似すぎているんです。
この時は、日番谷の一撃が決まって次回へ続き、次回で「完全催眠が効いていて藍染に攻撃が届いていなかった」という事実が明かされます。
今回、一護もユーハバッハを後ろから刺しています。
(一護が後ろから敵を刺したのも1つの考えるポイントとして面白いのですが今回の内容と違うので触れません)

久保先生が遊びを入れて描いてくれただけならいいですけど、
ユーハバッハが遊びを入れて戦っていたなら最悪です……。

あと、過去描写のオマージュとしては、市丸ギンを殺した時の藍染がちょうど左腕を切り落として、胸を刺しています。
藍染も同じ状況になっているのが皮肉というか何というか……。

ギンの言葉を借りるなら「胸に孔が空いて死ぬんや 本望ですやろ」という所でしょうか。
藍染が本当に嬉しそうな顔をしているので、ここで死ぬのは本望だと思っていそうですが、
願わくは完全催眠が本当に効いていてほしいものです。

このエントリーをはてなブックマークに追加
comic_review_10 at 00:42|PermalinkComments(0)