SOUL CATCHER(S)

2014年08月20日

SOUL CATCHER(S) op.57感想



「『逃げない勇気』は咲良さんが教えてくれる」


洞窟ペンギンさんの感想を読もう!(おわり)

……終わってどうする。
新1話的な立ち位置の今回が、第1話との対比になっているという感想に目から鱗だったので思わず貼ってしまいました。

・人気投票の結果
応募総数約35,000通は凄いな。投票すればよかった(しろよ)。
票数以外に、結果を見て驚いたのが、キョクリス先輩が意外と高い!というのと、ライトウイング勢のミニキャラが描き下されていたことです。素晴らしいファンサービスです。

神峰と刻阪が順当に1位と3位に入ってくれましたか。で、2位が音羽と。
男性は男キャラなら神峰と音羽に入れるのかな、と思うので男性票も反映された結果なのかなと。
35000通近くの応募総数で神峰が37,000ポイントということはハガキを送った全員が主人公に投票したという単純計算が出来るので、そう考えると神峰は本当に好かれているなと嬉しくなりました。
で、女性最高位は4位の御器谷でした。5位が邑楽ということで、現時点での神峰の相手としては良い所に付けているんじゃないでしょうか。
……という冗談は置いておくとしても、4位5位の親戚コンビがやたらセクシーです(刻阪もそういう雰囲気がある)。さらに、6位の金井淵と9位の星合が7位、8位を挟んでと繋がっていたりと構図が面白い結果発表です。ツイッターで神開先生が毎日描き下ろしの1枚絵を更新していますけど、それらやコミックスの表紙を見ていると1枚絵にかなり魅力があるなと思い、つい眺めてしまうのでした。
NEXTに移ってしまった悲しみはありますが、人気投票の発表絵については、じっくり描く時間ができたことの利点が早速現れているんじゃないでしょうか。本誌だったらカラーで3ページなんてもらえないだろうし。

余談ですが、神峰が読者企画をやる時に、絶対に読者の姿を認知できないことを徹底しているのは、彼が読者を認知してしまうと心が見えてしまうからで、神開先生がガチで計算してやっているとずっと思っています。最終巻の描き下しで読者に対して何らかのサプライズがあるのでは、と(今は最終巻なんて全然来てほしくないですが)楽しみにしています。


・これまでのあらすじ
神峰翔太は刻阪響と出会って云々~という、おそらく新規読者に向けた説明が7ページもありました。これもNEXTの以下略。
いや、待て。そもそもNEXTに移籍していなければ以下略。
全部知っている話ですが、コミックスを読み返さず(というか、6巻まだ読んでない)に最新話を我慢できず読んでしまったので、いい情報の整理になりました。
んで、黒条お前どこ行った。


・5人目の男・管崎咲良
前回ラストで登場した咲良。
出てくる前は故人なんだろうか、とか、神峰の前に壁として立ちふさがるくらいだから心が死んでいるんだろうか、とか色々考えたのですが、普通人に見えることに驚いたのが前回ラストだったのを思い出しました。
実際に話が進んでも川和以上にちゃんとコミュニケーションを取ってくれるので、金管攻略のキーパーソンなんだろうか、と疑ってしまうほど。
と思ったものの、演奏をするうえで欠かせない腕が全く動かないと。そして前向きに見えて心の奥では現状を受け入れて、ピアニストとして再起することを諦めてしまっていたと。
感想が前後してしまいますが、神峰は今回、咲良の心を再起させることには成功しています。が、医者が出てきて「動かない覚悟を受け入れろ」と言われてしまっているので、物語に絡んできたけれど演奏者として復帰できるのか、というのは疑問として残りました。
咲良の心は前を向いてくれたけれど、今まで味方になってくれた皆とは違ってまだ問題が残っている、という難しいパターンが初めて起こってしまったなと。
この辺は、奇跡で何とかなったで片付けてほしくないなと思ってしまったのでした。が、復活する姿は見たいので何とか上手い展開をお願いします神海先生!という気持ちです(悪魔か お前!! ←今回気に入りました)。

今回の演奏パートは「W杯の応援曲」ということで、明言はなし。
私は漫画を読んでいてキャラクターの声が勝手に浮かんで来ることが全くなく想像性に乏しいので、実理を励ますのはきっと、こんな曲なんだろうなというのも浮かんできませんでした。歌う=作中でも歌詞を出すという決まりが必ずあるわけではない、というのはリンギンガーデンの時でわかっているので、特定の曲にしなかった意図が何かあるのかは少し気になりました。

咲良が歌で演奏に参加したことに神峰自身も驚いていましたが、何が起きることを期待していたんでしょうか。
という感想が浮かんだところで、今回とても格好良かった「普通じゃないスかね?」から始まる大ゴマのセリフは黒条が言っても違和感がないことに気付きました。
黒条ならこの場で咲良を同じように演奏に参加させて、おそらく再起できないように仕向けただろうなと想像ができてしまったので、彼が物語に登場してきた意味が何となく見えてきました。あらすじに出てこなかったけどな!

咲良の心が動いたことで、ついに金井淵の攻略への足掛かりが……果たして出来たのでしょうか。
重い展開が続く金管編、気になる引きでまだまだ続きそうです。10月が待ち遠しい。


本編の感想よりも、人気投票についての言及の方が長くなってしまった……。
アンケートハガキに切手を貼る必要が無いので、今回こそはしっかりと投票をします。

このエントリーをはてなブックマークに追加
comic_review_10 at 23:45|PermalinkComments(0)