黒子のバスケ

2014年08月25日

「黒子のバスケ」第274Q 感想

ジャンプ感想のつもりが、だいぶ長くなったので分けました

・扉絵
カラーの扉絵が素晴らしいです。改めてこうしてキャラクターが集まって各々が勝手に動いていると、1人ひとりに個性がちゃんとあることがわかります。
右目が閉じている赤司の和らいだ表情を見ると、「もう1人の赤司」が消えた後なのかもしれないな、とか色々あることないことを考えるのも楽しいし、青峰と荻原と(黛)の配置を見るとニヤっとします。

・木吉、ラストプレー

先週が山場だったのか、カラーが終わった次の瞬間にはボールを奪っていました。
結局、最後まで根武谷を攻略できていない気がするのですが、ここぞで決めてくれるのが「鉄心」ということでいいのだろうか。
正直なところ、木吉がそんなに強くないのでは、と作品を通してずっと思っています。というか、他のキャラよりも極端な場面でしか活躍できていないと言い換えた方がいいのか。
「黒子のバスケ」という作品を、私は「エースがシュートを打てば入るもの」として読んでいます。誠凛でいえば、火神が打てばまず入ると。
その他の場面では、頭脳戦なら伊月(加えて、相手のPGがキャプテンばかりだったので必然的に伊月回がある)、3ポイントなら日向、奇襲なら黒子と役割がはっきりしています。
一方、木吉は後出しの権利も後半は封殺されてたし、バイスクローもあんまり役に立っていませんでした。そして見せ所であるリバウンドの場面が、火神が決めるせいでなかなかやってこないという。
作品の性質上、活躍させるのが難しかったのかな、と思ってしまうのでした。
……何だか、木吉のラストプレーに泥を塗ってしまいましたね。

・勝者
先週の予想通り(1行しか書いてないけど)、読者からも消えていた黒子にパスが渡ると。
この流れは、コミックスで通して読むと黒子がどれだけ存在を消していたかわかると思うので、今から楽しみにしています。
そして、決勝点は黒子のシュート……ではなく、エース・火神のダンクと。実にこの作品らしい決着の仕方です。
……が、赤司はなんで「天帝の眼」を使わないでジャンプしたんだ、とちょっと思わずにはいられないのでした。赤司にも能力が高すぎる故の肉体へのダメージが発生していないわけはないので、使えなかったと脳内補間すれば、この場面は飛ぶしかなかったと考えられますが、赤司が言い訳をするかというと無さそうなので、永遠の謎になるかもしれません。
誠凛が優勝してスカッとした結末にはなったものの、洛山戦が個人的なベストゲームにならなかったのは残念でした。

・次回、最終回?
どうなんでしょう。
作中で放置されたままのフラグは、思いついた限りで水戸部、小金井、土田の必殺技が出ず仕舞だった(そもそもリコの親父からギリギリ完成するかもと言われていたレベル)くらいです。あと、青峰が泣いたので終わりかなというのが個人的な予想です。今週の扉絵も壮大でしたし。
青峰が泣いたので終わり、というだけだと冗談っぽいのでもう少しだけ。
キセキが再集結して世界で戦う展開になるのは熱いですし、青峰と黒子の再タッグはめちゃくちゃ見たいんですが、世界編をやるとしても(中3から1年経って)更に強くなったキセキが集まって無双するだけの内容で終わってしまう気がするので、ここで終わりかな、というのが真面目な予想です。

1か月くらい前に呟いたこれが現時点での自分の結論なので

やること残ってないくらいキッチリ描き切ってくれたな、という感触ですし、この流れで青峰と火神のダブルエースで日本つえー!とかやられても何か違うのかな、と。

というわけで次回が最終回だと覚悟しておきます。
桃井の「また皆でバスケやろうね!」がフラグだと思っているので、ストリートバスケをするキセキ+黒子+火神というのは3ページくらいでいいから見てみたいものです。ファンブックでもいいですけど。

本当に終わったとして総括的な感想が書けるかわからないので色々箇条書きしておくと
・作品にハマったきっかけ:ウインターカップ桐皇戦
・一番好きなキャラ:青峰
・キャプテンなってほしいキャラ:笠松
・ベストゲーム:誠凛VS桐皇(ウインターカップ)
こんなところです。とてもわかりやすい……



記念に最後、買ってもいいかもしれない(まだ終わるって決まってない)

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comic_review_10 at 23:24|PermalinkComments(0)